クラフトビール

【奥が深い】クラフトビールとは?独特の魅力や楽しみ方も紹介!

2021年8月6日

あなたは、クラフトビールを飲んだことがありますか?

近頃はビアバーだけでなく、スーパーやコンビニなどの店頭でも並んでおり身近になってきました。

ですが、普段大手のビールメーカーを愛飲している方は

いつも飲んでいるビールよりも値段が高いし、味も失敗したくないから中々手が届かない...

と感じて、安定のいつものビールを選んでいるのではないでしょうか?

今回はそんな方に興味を持ってもらうべく、

クラフトビールについての基礎知識や、魅力・楽しみ方について紹介します!

クラフトビールとは?

クラフトビールとは、小規模のビール醸造所(ブルワリー)が造るビールのことで、「ブルワー」と呼ばれる職人が、こだわりを持って醸造されるビールのことです。

クラフトビールには以下の定義があり、

  • ビールの仕込量が小規模である
  • 大手メーカーから独立して醸造している
  • 伝統的な製法もしくは、地域に根付いた個性溢れるビールを製造している

といった要項があります。

この定義のお陰でクラフトビールは、大手ビールメーカーと一線を画した印象を与えてくれます。

クラフトビールの魅力

魅力その1:希少性

クラフトビールは、先ほどの定義も合間って大手ビールメーカーと比べてビールの希少性が高く、プレミアムな一面があります。

大手ビールメーカーは、全国の愛飲者に向けて、販売している全ての地域で同じ味を安定して提供することを重視しており、全国複数の工場で一定の品質を保って大量生産しています。

ですが、クラフトビールは小規模の醸造なので大量生産はされず、ビールによっては製造時期が限定されているものもあり、希少性があります。

また、ビールの醸造とビアバーを兼ねているようなお店では、その場所でしかこだわりのクラフトビールを味わえないので、よりレアになります。

こういった希少な点がクラフトビールの1つ目の魅力です。

魅力その2:多種多様なビアスタイル

ビールには「ビアスタイル」と呼ばれる種類が存在します。

ビアスタイルの数は100種類以上あると言われています。

その中でいつも飲んでいるビールの大半は「ピルスナー」という種類に分類されており、私たちが味わっているビールは、ビアスタイルの中でもほんの一部だったのです。

ですが、クラフトビールはピルスナー以外のビアスタイルも醸造しており、ビールの世界をより深く楽しむことができます。

ここで、代表的なビアスタイルについて紹介します。

ビアスタイル 発酵方法 特徴
ピルスナー ラガー系 黄金色の代表的なビール。

日本だけでなく世界中でも広く飲まれている。

スッキリした香りとホップの苦味が特徴。

ペールエール エール系 ホップやモルト(麦芽)の豊かな香りとコクが特徴のビール。

ピルスナー程軽すぎず、IPA程強烈ではない味わいでバランスが取れており、クラフトビール初心者におすすめのビアスタイル。

IPA(インディアペールエール) エール系 ペールエールに大量のホップを投入したビール。飲み親しんでるビールに比べてホップの強い苦味と香りが特徴。

銘柄によって若葉のような香りから、柑橘系のフルーツのような香りまで様々。

スタウト エール系 「ギネス」で有名な黒ビール。

ローストした大麦を使用し香ばしくどっしりとした味わいを持ちつつも、それに負けないクリーミーな泡を併せ持つのが特徴。

ヴァイツェン エール系 「ヴァイツェン」とはドイツ語で小麦のことで、小麦麦芽を50%以上使ったビール。

ピルスナーと比べて苦味はほとんど感じない柔らかな味わいで、バナナのようなフルーティな香りが特徴のゆったり味わえるビール。

ベルジャンホワイト エール系 ベルギーで古くから造られる小麦ビール。

苦味が少なくハーブやフルーティな香りを放つのが特徴。

普通のビールが苦手な方にもおすすめ。

バーレイワイン エール系 「バーレイワイン」は直訳すると「麦のワイン」という意味。

名前の通りアルコール度数は8〜12%と一般的なビールに比べて高い。

大麦を使った甘味の強さと長期熟成が織り成す深い香りが特徴。

フルーツビール エール系・ラガー系 醸造の途中でフルーツやフルーツシロップを投入して醸造される特殊なビール。

名前の通りフルーティなビールで甘口のものだと、デザートワインのように食後の一杯として楽しめる。

ビールの醸造には、「発酵」という工程が不可欠で多くのビールは、上面発酵の「エール」と下面発酵の「ラガー」に分かれます。

この発酵を経て醸造されたビールが、それぞれの特徴によって各ビアスタイルに分類されます。

今回紹介したビアスタイルは、数ある中でクラフトビールを楽しむ上で抑えて欲しいスタイルをチョイスしました。

この多種多様なスタイルを楽しめる点がクラフトビールの2つ目の魅力です。

クラフトビールの楽しみ方

楽しみ方その1:ビアスタイルを知る

魅力の時にも紹介した「ビアスタイル」について知っておくと、好みのビールに出会いやすかったり未知の味を探求する楽しみ方ができます。

また、事前にビアスタイルごとの特徴を知っておくだけでも、味わっている時にビールの特徴を味覚が拾いやすくなります。

楽しみ方その2:飲み方を知る

クラフトビールを楽しむには飲み方にもこだわってみましょう。

ここでは、クラフトビールの魅力を最大限に引き出して楽しめる飲み方について紹介します。

直飲みNG!グラスに注ごう

クラフトビールを飲むときは色や香りを楽しむ為に、グラスに注いで飲みましょう。

いつもは缶で直飲みしているそこのあなたも、クラフトビールだけはグラスに注いで欲しいです!

缶で直飲みだと、

  • 泡が作れない
  • 色合いが見えない
  • 飲み口に鼻を覆えないから香りがわからない

とクラフトビールの良さが引き出せません...

グラスの選び方は、ビアスタイルごとではなく、主に発酵方法で選びます。

ラガー系なら、のどごしを楽しむ為にもグイッとカチコめる居酒屋等で出るジョッキ型を選びましょう。

ちなみに、ドッシリした肉厚系のジョッキがおすすめです!

私はオリオンビールのジョッキを愛用しています!

エール系なら、じっくり楽しむ為にも香りや風味が逃げないようにワイングラスのような形をしたグラスやゴブレットを選びましょう。

自宅で飲む時は、グラスに脚があると洗う時に気を遣ってしまいストレスになります。

そこで、ワイングラスの上部だけを切り取ったようなグラスを選ぶと良いですよ!

酔いが回っていると割ってしまう可能性大なので...

また、実は缶で直飲みしていると舌がアルミ缶の味も無意識に拾っているので、ビール本来の味が楽しめないのです。

これはいつものビールでも起こる現象なので、普段飲みをいつもより楽しみたい時もぜひグラスに注いでみてください!

色合いを楽しもう

グラスに注いだら、色合いを眺めてみましょう。

ビールといわれれば、金色の液体をイメージする方が多いと思いますが、ビアスタイルによって全然違います。

淡く濁っていたり、真っ黒な液体だったりします。

そういった色のコントラストを飲む前や飲みながら楽しむのも一興です。

ちなみに色合いは、ビールを数杯楽しむ時において選び方の指標になります。

基本的には、淡い色→濃い色の順番に選ぶと、アルコール度数も低→高になっていくケースが多いので、酔いが早く回らずにビールの味わいをキャッチできるのでおすすめです。

香りを楽しもう

1口目に入る前に是非、匂いを嗅いでみてください。

特にエール系では、飲む前に香りを楽しむのが通です。

ラベルやメニュー表に「〇〇のような香り」といった記載があると思うので、その内容を見ながら嗅いでみて「なるほど...」と頷きながら楽しんでみてください。

いざ、テイスティング!

お待たせしました...色合いや香りを楽しんだら実際に飲んでみましょう!

色や香りからビールのイメージを掴み取った上で飲んでみると、味の感じ方が結構変わります。

この一連の流れはワインのテイスティングに似ています。

是非、舌の上で転がしてみてゆっくり味わってみてください!

楽しみ方その3:料理とのマリアージュを楽しむ

ビールといえばおつまみが欲しくなりますよね。

クラフトビールの世界でもおつまみの概念があり、「ビール×料理」のマリアージュを楽しむのが醍醐味の1つです。

マリアージュとは?

主にワインの世界で知られる用語で、特定の料理とお酒の組み合わせ(ペアリング)で生まれる味の相乗効果のこと

クラフトビールとのマリアージュは、

  • クラフトビールの生産地と同じ国の料理
  • ビールの色合いと似た色の料理

から選ぶと大きな外れが無く成立するのでお店で注文する際の参考にしてみてください。

今回はさらに踏み込んでビアスタイルごとにおすすめの料理を紹介します。

ピルスナー×竜田揚げ

大手メーカーのビールと同じように、どんな料理にも合わせやすいところが特徴です。

その中でもおすすめしたい料理が、「竜田揚げ」や「フライドポテト」です。

食べた後に、ビールを流し込むと苦味が爽快に駆け巡ります。

ペールエール×ハンバーガー

ペールエールは、ピルスナーよりも香り高くモルトのコクが感じられるビールです。

そんなペールエールにおすすめしたい料理が「ハンバーガー」です。

肉との相性はもちろん。バンズ(小麦)×モルト(麦芽)の麦同士がマッチして絶妙な味わいを楽しめます。

IPA×エスニック&中華料理

IPAはペールエールにホップを大量に加えた苦味の強いビールです。

角が尖っている分それに負けない料理が合うと言われており、香辛料で香りを効かせた「エスニック料理」や「中華料理」がマッチします。

その為、中華料理のレストランではIPAを置いている店舗もあるので、食べに行く機会があったら是非チェックしてみてください!

スタウト×燻製料理

ギネスで有名なスタウトは、真っ黒な液体と真っ白な泡の対比が美しいビールです。

大麦をローストしている為、香ばしい香りが特徴でスモーキーな香りを放つ料理とよく合います。

香ばしく焼いたグリル野菜や燻製料理と合わせる良いでしょう。

また、メインの料理以外にもなんとチョコレートやバニラアイスといったスイーツにも合うのだとか。

ドス黒い見た目の割に意外とチャーミングな食べ物とも合うので、是非チャレンジしてみてください!

ヴァイツェン・ベルジャンホワイト×魚介料理

ヴァイツェンやベルジャンホワイトは、小麦ビールや白ビールと呼ばれており、他のビールに比べて苦味抑えめで優しい味が特徴です。

その為、合わせる料理も淡白な味の方が良く、「白身魚を使ったムニエル」や「白ワインや魚の出汁が効いた魚介料理」(例.マリニエール)などが合います。

楽しみ方その4:自宅で楽しむ

自粛期間で飲食店に行けない場合も、お酒の品揃えに力を入れているスーパーや、輸入品等を広く取り扱っている「成城石井」・酒屋さんなどでもクラフトビールは手に入ります。

グラスを用意して気軽に楽しむのも良いですが、よりお家飲みを楽しめる方法を2つ紹介します。

家庭用ビールサーバーでお店気分

最近、家庭で置くビールサーバーがビール党の中でブームになっています。

家庭用ビールサーバーには大きく分けて2種類あり、市販の缶ビールや瓶ビールを繋げて気軽に楽しめるタイプと、サブスクリプション形式でビールサーバーをレンタルするタイプがあります。

お店とほぼ同等のクオリティで楽しみたいという方には、クラフトビールに特化したサブスクリプションを契約するのがおすすめです。

グロウラーショップで通な楽しみ方も

グロウラーショップと呼ばれるクラフトビールを量り売りで販売しているお店で、「グロウラー」と呼ばれるビール専用の水筒のような容器に入れて持ち帰り、自宅で楽しむという方法もあります。

欧米ではメジャーな楽しみ方で、ショップ以外にもビアパブやビアバーなどでも量り売りが行われています。

日本ではあまり見かけず玄人向けの楽しみ方ですが、もし近くで販売しているお店を見つけたら是非挑戦してみてください!

楽しみ方その5:専門店(飲食店)で楽しむ

最後にクラフトビール専門店でより楽しめるポイントを紹介します。

ビールの品質管理や提供はプロがおこなっているので安心ですが、お店選びや注文などでお客側が知っておくとより楽しめるのでチェックしてみてください!

専門店の種類

クラフトビール専門店は、グロウラーショップ以外に大きく分けて2つの形態があります。

ビアホール

ビアホールは世界中や全国など、お店のコンセプトに沿って様々な地域から集めたビールを提供する形態です。

醸造所は兼ね備えていないことが多く、繁華街などでも多く見られます。

1つの店舗で多数のビールを味わいたい方はこちらがおすすめです。

ブルーパブ・ブルワリーパブ・ブリューパブ

これらの名称の店舗は、ビールの醸造から提供まで同じ場所で完結している形態です。

その場で醸造している為ビールの鮮度はピカイチで、ブルワーの顔が見えるのでクラフトビールの個性をより感じ取りやすいところが特徴です。

覚えておくと便利な3つの数値

専門店のメニュー表には以下の数値が表記されていることもあります。

知っておくと好みのビールに出会いやすく選ぶ時の指標に役立ちます。

SRM(Standard Reference Method)

SRMは色の濃さを表す数値です。

  • 0〜10がピルスナーやペールエールあたりの色(黄)
  • 11〜20がバーレイワインやフルーツビールあたりの色(オレンジ)
  • 21〜がスタウトの色(黒)

といった形に振り分けられます。

飲み進める場合は、数値の低い方から飲み進めるのがおすすめです。

IBU(International Bitterness Units)

IBUはビールの苦味を表す数値です。

数値が高くなるほど苦いとされておりIBUを活用することで

苦すぎて苦手...

なんてことを避けられます。

ちなみに、日本で市販されている大手メーカーのビールのIBUは20前後といわれているので参考にしてみてください!

ABV(Alcohol By Volume)

ABVはアルコール度数を表す数値です。

数値の読み方は日本でよく見る「ALC」と同じで%表記で記されており、数値が高くなるほどアルコール度数が高く酔いやすいビールになります。

さあ!クラフトビールの世界を楽しもう

私自身、クラフトビールを知る前は大手メーカーのビールだけ愛飲していたのですが、クラフトビールの世界を知るとビールの奥深さに気づき、さらに好きになれました!

まずは気軽に、ビアスタイルから選んだ好きな銘柄とお気に入りのグラスで乾杯してみてください!

-クラフトビール